各省の概算要求がでてきました | 今今と今という間に今ぞ無く 今という間に今ぞ過ぎ行く by道歌

各省の概算要求がでてきました

今日のニュースで取り上げられていましたが


各省の概算要求が出そろったようです


今回の概算要求で目立ったのが、前年比プラス


の要求が多いことです


特に、安倍さんの方針である再チャレンジ政策に


かこつけた政策を打ち出している省庁が多いようです


しかし、現在の国の国債残高を見れば、せめて


プライマリーバランスの黒字化が達成されるまでは


緊縮財政路線で行くしかないと思うのですが・・・・


ちょっと景気が回復してきたところに乗っかって


歳出増を要求していては、財政規律が守られません


例えば、耐震偽装などの再発防止といった国民の


安全を守るための予算であるとか、市場規律の


回復のための予算であるとかといった、国民が


望んでいる部分に対しては重点的に配分すべき


でありますが、雇用対策や公共事業関連など


民間部門の回復によってその機能を民間が


果たせるような分野に関しては予算を切り詰める


べきでしょう


お金をかければある程度の政策は打てるのでしょうが


本当に必要か、代替策はないのかといったことを


しっかりと検討した上で予算を作らなければ


今後もプライマリーバランスの黒字化は


おぼつかないでしょう


正直言って、今回の概算要求は、なめてるのかと


思うほど、危機意識が足りないものであると感じました


必要になったから予算つけてくれと言うのでは


どんぶり勘定時代と同じ流れであると言わざるを


得ません


今後、折衝が始まるのでしょうが、財務省は


しっかりと必要か不必要かを見極めて国民が


納得のできる予算を作っていかなければならないですね


再チャレンジといったスローガンに踊らない


堅実な感覚を持った役人にならなければ


いけないと強く感じました